ブログもどき

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2017/04/09 J2 第7節 東京ヴェルディvs湘南ベルマーレ@駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場

2-3で負け。


現時点のチームとしての完成度の差と、リスクを避けるコンセプトを、リスクを負う湘南がそれを上回ったように見えた。
これはどちらに優劣があるということではなくて、チームとしての成熟度や、出場した選手の特性なりが作用した結果、
今日の試合では湘南のコンセプトが上回ったということだと考える。


最後の最後1点差に詰めた安在のゴールで救われた。
ここまでポストに嫌われ続けたのが実を結んだのも余計にそれを感じさせる。


スタメンは前節から永田→畠中、ドウグラス→安西、橋本→渡辺と変更。
渡辺をいきなりスタメン起用は驚きで、中野、井上に続いて監督が期待しているということか。


立ち上がりはヴェルディのペース。センターバックのフィードからの裏抜けの多用、弾かれてもセカンドをマイボールにできて攻撃に厚みがあった。
守備もジネイに当ててからの攻撃をうまく封じていて相手に閉塞感を与えられていた。
その押していた展開で先制できたのはよし。安西スタメン起用がドンピシャ。


ところがそこから2失点で試合をひっくり返されてしまった。
同点に追いつかれた場面は菊池の上手さを褒めるにしても、2点目を取られた場面は、自陣でボールをカットされてしまっては
湘南相手なら確実に失点はするはずでやってはいけないミス。


先制後少し時間がたったところから守備面で、中盤でボールを持った相手に無理にはプレッシャーにいかないことが、警戒が過ぎるのかが非常に曖昧な印象を受けた。
そこから自由にパスを入れられて展開される場面が目立つ。
そこからはハーフタイムをまたいでも湘南の固めてくる守備を崩せず、シュートで終わらない攻撃を続けて、
整いきらない状態から始まる守備に追われ、余計に相手に勢いづかせて消耗するスパイラルに陥っていた。


永田不在は無論のこと、ピッチコンディションもあってセンターバックのフィードの精度が落ちて相手ボールになることも攻めのテンポが悪くなったか。
それが作用せずに中盤でボールを回すだけになったのが余計に厳しくさせた。


一番の問題点は中盤の守備的な位置の内田と渡辺2人が攻撃面で機能しなかったことと思う。
特に渡辺。もっと積極的にボールを貰って、動き回って攻撃にアクセントをつけてほしかった。
攻撃に持ち味がある選手なら、そこを最大限出すのが期待された役割だったと思う。
FW3人とWB2人だけでの攻撃では湘南の守備は崩すのは厳しい。
チームも発展途上だけに、一緒に成長して次の出場機会では違う姿を見せて欲しい。


そして後半の早い時間に3点目を取られる。これはもう菊池に完全にディフェンスをはがされたかフリーになられたところで勝負あり。


65分を過ぎたあたりで内田がようやく前に出ていくシーンが出て数度でてきたあたりからわりと勢いが出てきた印象。
交代で入ったドウグラスと梶川もかなり奮闘はしたが、他の選手とは噛み合わない部分もあったように見えて単発で終わってしまったのが残念。
それでも安在クロス→安西のヘッドがポストを叩いたりなど、最後の安在のゴールとやられっぱなしで終わらなかったところはポジティブな部分。


こういう結果に終わる試合のときのために、これまでの勝ち点の積み重ねがあるということで、また1から勝ちを積み重ねればいい。
大事なのは引きずらないこと、順位が下位のチーム相手にはこれまで同様勝ち点3を稼ぐこと。


まだ7戦しか終わってない。これからこれから。