ブログもどき

適度に好きなことを書いていきます。

 8.29 ヴェルディvsFC東京 について少々。

 とにかく寒かった。出かけるときは霧雨みたいになってよかったと思ってたら試合が始まる前に
また強くなるし。雨ガッパは持って行ったものの,着てから20分で水をはじかなくなって下に染み出して
役に立たず・・・。しかも後半始まったあたりから風がふきだして余計に寒くなって少し震えてたりも。
頭・背中・腕・膝がビショぬれになりながらの観戦と相成りました。


 で,結果は0−1で負け。まああれじゃ負けるよなってな内容だったので特に悔しさも感じられず。
懸案だった守備は,やっぱりあまり高い位置でプレスをかけることができない,ボールを持った相手に対して
の寄せが甘くてスルスル自陣に入れてしまう(これはゾーンマークのせい?),先週よりはマシ?
という感じ。しかし今度は攻撃がどうにもお粗末になっているような印象。
相手の速い,きついプレスに解決の糸口を見つけられず終始翻弄されっぱなしでした。
真ん中の高い位置でうまいことボールが収まらない。それでも前半はそれなりにうまく両サイドを
使って攻撃できてましたが,後半は右サイドがほとんど機能せず。左サイドと真ん中の狭いスペースで
パスをまわすだけでシュートもほとんど撃てない有様。サポートもなく下手に出したところをカットされる。
いつまでも同じテンポの攻撃。アイデアの乏しさ。全体的に見れば基本的にはいつもの攻められない時のパターンと。
得点の匂いがほとんど感じられない試合。審判の判定に疑問も感じられましたがそれ抜きにしても。
試合後は拍手もしたくないくらいの内容でした。実際すぐに帰りましたが。


 そんな感じで改善すべきことが改善されていない相変わらずなヴェルディですが,一番気になったのは
未だに「攻守の切り替えの遅さが全然改善されていない」ことです。ついに先週ブッフバルト
公に指摘されたのにも関わらず。これがまったくもって改善の兆しすら見せないというのは,
相当に根が深い問題なのか。それとももはやその遅さがヴェルディのスタイルと認識すべきなのか・・・。
今日も速攻をかければうまく攻撃できそうな機会がいくつかありました。しかしながらボールを
持った選手に対して周りはダラダラ歩く状態になってしまい相手が守備を固める時間を与えてしまう。
これってチャンスを自分の手で潰していることになると思うんですけどね。 
別にオシム流走るサッカーをしろとは言わないまでも,これを改善しない限り攻めにおいては得点機会を逸し,
守りにおいては相手に好きに攻撃させてしまう,自分の首を自分で絞めているような状態になってしまうので
こればかりは本当にどうにかして欲しいと思います。仮にそれがスタイルであるならば捨てるべき。


 今までの負け試合というか,攻められなかった試合を見ていると,なんか自分たちのスタイルを
素直に押し通し過ぎてるような気がします。他チームもヴェルディの戦い方をいい加減わかってきているし。
確かにヴェルディのサッカーというのは中央で細かく繋いでいくスタイルですが,
時にはそれだけじゃどうにもならない時ってあるわけで。今日は前半わりと使えていましたが
サイドを使ったりちょっと長めのボールを入れていったり。もう少しやり方はあるだろうと。
「点を取ること」「試合に勝つこと」が目的であるわけですから。


 後気になるのは相手の選手との温度差。FC東京の選手からは後半絶対1点もぎ取るという意思のようなものが
感じられたのにヴェルディの選手からはそういう意思を僕は感じ取ることができませんでした。
点をとられた後は集中力が切れて全く動けず。疲れているのは理解できます。でも姿勢だけは見せて欲しかった。


 もう悪い部分はわかっているのになんで治らないんだろという歯がゆさ。それがなくなる日はいつ来るのやら。
問題点は意識の面にあるだけにタチが悪い・・・。


 対照的にFC東京ヴェルディのサッカーをしっかり封じて攻守のメリハリが利いててお見事でした。