ブログもどき

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2008.04.19 J1 第7節 柏レイソルvs東京ヴェルディ

※4月19日に書いて、放置してた記事です。今更ですが、せっかくのなので。


 現地で観てました。MR席に座ってましたが、周りの黄色い格好の人たちと自分の温度差のすごいこと。試合展開に沸く人たちの中で、とにかく俺ノーリアクション。90分間ほとんど微動だにしない。ただ頭と目動かして試合追ってるだけ。体が動いたのは、前半終了間際にお手洗いに行ったときくらいです(^^;。スタジアムで夕飯も済まそうと考えていましたが、食う気も失せましたさすがに。


 なにより、試合を通して、ヴェルディの選手と柏の選手の間でスピード感が違いました。ヴェルディは、攻撃では、相手の早いプレスに中盤でひたすらボールを失う。守備では、相手の早い動きを全くもって捕らえられない。前半の失点シーンは、全部相手にスピードで完全に置いてきぼりにされた格好だったように見えました。


 その他にも、攻撃では選手同士の距離が開きすぎで、さらに運動量に乏しいからパスコースが見え見えで、中盤でボールを何度も何度も掻っ攫われる始末。ただでさえ相手のスピードについていけてないのに、守備で余計に苦労をする要因になっていました。外から見ていると、パスを受けるヴェルディの選手よりも、マークについている柏の選手のほうがパスコースを感じているのではないかと感じるくらいに、簡単にボールを取られていました。
 トップに入った船越も、ロングボールを競り勝ってうまく落とせても、味方が周りにほとんどいない状況で、ことごとく相手ボールになってしまったり、うまく機能していませんでした。
 それでも、前半はいくつか両サイドから崩していく場面があったり、その中で、レアンドロが、以前観たときよりも馴染んでいたようで、ちょっと得点の匂いがしそうな雰囲気はかもし出させていたんですけどね。しかし後半はどんな攻撃があったか、よく覚えていません。後半、交代で入った、大野と飯尾の動きがよかったことくらいでしょうか。


 一方で守備においては、前述のサイド攻撃がそこそこやれていた、という点で、中盤のサイドに入った、レアンドロと河野が、非常に攻撃的な選手であるというところが、中盤の守備が機能していなかった要因であると思います。さらに、中盤守備的な位置にポジションを取る福西も、両サイドバックも、攻撃に重点を置いていた、しかしそれがうまくハマらず、相手にボールをカットされて攻撃が終了する、そんな状況では、ただでさえ守備が後手後手にならざるを得ないのに、その上スピードについていけていない、ではどうにもなりません。


 現在の4-2-3-1という形は、とりあえずシュートを撃って攻撃を終わらせてくれるフッキ、攻撃的でありながら、きちんと守備のできる広山と飯尾がいればこそ、のものであるわけです(おそらく、ヴェルディを応援している方なら、今更という話でしょうが)。3人が1度に揃わなくても、神戸戦の様に、飯尾・広山がいなくても(飯尾はベンチでしたが)フッキがトップに入れば、または開幕戦のように、フッキが不在でも中盤のサイドに広山と飯尾が揃っている状況であれば、また別でしょうが。
 現状、フッキをサスペンションで欠き、サイドの選手も、広山、海本、吉武が怪我で、試合に出ているのは飯尾、レアンドロ、河野だけ。今のところ先発で出ているレアンドロ・河野に、広山・飯尾と同様の守備を期待するのは厳しい。さらに真ん中で先発固定の福西も、攻撃に出るとなかなか守備には戻らない。中盤を構成しているの残りのメンバーはディエゴと冨澤となり、見れば中盤を構成する5枚のうち、守備を期待できるのは冨澤1枚のみ。それである程度点が取れていれば、まだ救いはあるものの、今季2点以上取れた試合がなく、それでいて、リーグ戦で無失点で抑えた試合が1試合しかないのでは、現行のメンバーでこのシステムを使うのはもう限界、と言わざるを得ません。
 しかし、開幕前は3-5-2も試していたようですが、結果が出なかったようで、かつ、フッキのサスペンションが次節まで、ということを考えると、次節の名古屋戦もこれまで通り4-2-3-1でいくのでしょうか。


 果たして。