ブログもどき

適度に好きなことを書いていきます。

 ヴェルディは捲土重来を・・・期せるのか。

 早速いい感じにスポーツ紙各紙でネタになってます。

 名門ヴェルディJ2へ降格…“大一番”も柏に1−5惨敗(サンスポ)
緑の王国 凋落 東京V降格
次期監督にラモス氏招へいへ
林、山田、米山、戸田が解雇リストに(以上スポーツ報知)
名門降格…東京V ラモス監督で再建(スポニチ)
東京V降格…名門が墜ちた
降格東京V来季監督にラモス氏ら浮上(以上日刊スポーツ)


 そして社長からのお言葉


 報知の記事。なんか体のいいスケープゴートにしているようにしかとれないのは僕だけでしょうか。フロントは残ってくれとお願いする立場では。公式発表ではなく新聞報道の段階なので,確実にそうなるということはないでしょうが,クラブの運営を担当するフロントの連中が,今シーズンに見通しの甘さで最悪の事態を引き起こしたことを考えれば,本当にそういうことになりそうだから怖いです。火のないところに・・・という言葉もありますから。


 その他の記事を見渡せば,そのフロントは来年J2を戦いながらACLにも参戦するつもりでいる模様。正気ですか? ただでさえリーグ戦が44試合とかなり増えるのに,加えてアウェイでアジア各国を転戦して苛酷な環境でサッカーなんて,両立できるわけがない。J2って普通に週3とかで試合をしてたはず。今年J1で,結構な選手層の厚さを持っていたマリノスジュビロでさえも予選リーグを突破できなかったのに*1。リーグ戦だけを乗り切る選手編成すらもこなせなかった,ヴェルディのフロントに両立を可能にする選手編成なんてできるわけがない。
 出場には親会社である日テレの意向もあるらしい。メディア・マスコミの企業であるだけなく,企業として,利益を生み出すものを利用するのは当然だとわかっていますが,今出場させても余計に恥をかくだけだと思います。それよりも今ここで,崩れかかったものをさら地にして,0から再生させて,常に上に立ち続けることのできるクラブにすることの方が,よほど日テレにとってメリットのあることだと思いますけどね。ACL出場の機会はこれが最後ってなわけではないし,現状のほぼ崩れかけたところに多少手を入れたところで,1時しのぎにしかなりません。今が根本的な再生をするいい機会だというのに。そんなに「今」が大事なのでしょうか。ヴェルディがここで終わってしまう存在ならば最後に一花咲かして散るのもいいでしょう。そうじゃないはず。これからも存在し続けるものであるはず。日テレが資金の援助をしてくれているということは重々承知。それがなければ運営が難しくなることも。企業なんだから,採算が合わないものはいつでも切ることができるわけで。それでも援助をしてくれているということは,ヴェルディに対してそれだけの価値を見出してくれているということでは。自分の都合の良い解釈かもしれないけど。ヴェルディに価値があると考えているならば,今はそれを再生することに力を入れることを考えて欲しい。その機会をつぶさないで欲しい。これは日テレだけでなく,フロントの人たちにも言えること。
 だから,来年のACLに参戦することをもう1度考え直して欲しい。未来をとるか,今をとるか。


 最後に来季の監督と,選手とかの話。まだ最終節を残しているとはいっても,すでに降格が決定してしまったので,今季はもう終了したも同じ。
 まずは唐井GMが辞任を示唆。これはもう当然。示唆ではなく,いますぐにでも。チームの全権を任されてるのだから。あとは社長。ここも責任をとるところでしょう。トップなんだし。次のGMは個人名がだせるほどどういう方がやっているのか,正直よくわかっていないので,もうとにかく,長期的な視野と,状況をしっかりと見極めた補強ができて,地に足の着いたチーム作りができる人。社長もいい加減親会社からの出向をやめて外部招聘で。観客動員にしても親会社主導ももはや限界なのはわかってるはず。これも誰といわれるとちと弱いので(^^; サッカーが好き,今は好きでなくてもいいからサッカーとその周りにあるものも含めて理解しようとしてくれる人。マネジメントに関してつっこんで書くと自分の無知をさらけ出して恥をかくことになるのでここらでやめ。
 次に監督。報道ではラモス説が有力らしい。熱さだけなら今のヴェルディに効果的だろうから賛成だけど,監督としての手腕が未知数だからなぁ。石崎コーチでもいいけどね。J2でも率いたチームを3位にもってきたりとそれなりの実績はあるし。個人的な希望を言えば南米・欧州を問わず,選手に闘争心と,走ることを植え付けられる人。守備を基礎から教えられる人。素人まる出しな意見でアレだけど,当方素人なので問題なし。
 最後に選手。ワシントン&ジウの外国籍選手は仕方ないとして,今いる選手はできれば全員残って欲しい。フロントは全力で慰留すること。それくらいやってもバチはあたりません。


 選手・監督をはじめとする現場だけが変わっても再生にはなりません。トップも変わらければ。そしてそれが始めにあるべき。

*1:チームの力云々ではなく,タフな戦いだという点で